2018.06.25

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有々の会(保護者会講演会)

2018年 6月

幼稚園では、
先日の遊々の会(おうちの人と遊ぼう)に続き
今回は有々の会、保護者の方に有意義に
過ごしていただくために
保護者の方対象の講演会を

開きました。

今回のテーマは、『意欲を育てる・・・』
講師は、元比治山大学短期大学部
 幼児教育科教授の 新宅 博明 先生
広島市児童相談所長としても長年、
児童の相談にあたってこられた先生です。


「意欲を育てる・・・」と題して、1時間余りのご講演。

まずは、親子関係形成の道筋からお話されました。

そして、3名の方が今日挙手され、保護者からの質問(悩み)相談にのって下さいました。

先生の経験談をお聞きする中で
時には、笑い…、時には涙…と
心に染み入るお話でした。

保護者の皆さん、
あまりにも真剣に耳を傾けられる様子に、
新宅先生のジョークも伝わりにくく(笑)、
「ここは笑う所ですよ」と笑いの催促も受けるなど…
それほど皆さん真剣なご様子でした…


新宅先生のご講演後は、
「何だか胸がすーっとした」という声もありました。

また、降園前の子どもを遊ばせながら、
ちょっぴり目を潤ませて、

◎「子どもの意欲を育てるって、
大人の譲歩や我慢も必要なんですよね…」

◎「大変なのはうちだけかなって悩んでいたけど、
今日の質問された方のように皆さん、
悩みはみんな一緒なんだな…」

◎「よそのお子さんって表面的にしか見えなくって
みんないい子だなって思うけど
他人には見えていないだけで
多かれ少なかれ悩みをお持ちなんだな…」

◎「先生、講演会中泣いたり笑ったりでした…」などなど、

講演後の気持ちを素直に話して下さった保護者もあり、
その充実ぶりが大変よく伺えました。

子育てや、意欲の基本は、
「支え」:「衣食住の保障と+保護者の優しさ」と、
「枠づけ」のバランスを保つことが基本。
バランスが崩れると子どもに変化が起こってきます。
「枠づけ」とは、保護者の眼差し:
「今は何をするべき時か、あなたの考えや行動は
すべて見通しているよ」との語りかけに変化し、
子ども自身の生き方を高い次元から統制する役目を果たすもの。

子どもの様子次第では、
「支え」と「枠づけ」のバランスを調整できるといいですね。

皆様、資料、お話を基に子育ての参考にしてくださいね。