2013.02.01

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エトワルと星の街

2013年 1月
『エトワルと星の街』この絵本は、比治山大学 学内共同研究
「創作と造形と教育の試み-『比治山大学の絵本』の研究と開発-」
として、比治山大学の建学の精神
「悠久不滅の生命の理想に向かって精進する」をふまえ、
「生命」 「命」 「生きる」 をテーマにして制作、刊行されました。

この絵本の作者である、
早川未来さん(作) 中原研吾さん(絵)が来園、
スケッチブックに描かれた原画を使って、

年長組に読み聞かせをしてくださいました。

 

読み終えられた後のクラス内は、静寂の中に深い嘆息がもれ、
子ども一人ひとり、心に響く何かを感じ取っているようでした。

子どもにとっては、同じ構内で過ごす大学の
お兄さん・お姉さんは、
とても身近な存在です。
その身近なお兄さん・お姉さんが、
絵本を手づくりされたということ自体が、
まず子どもにとっての
大きな憧れのようでした。
描かれた絵は、原画だったこともあり、
その迫力に圧倒されたようです。

その後、クラスに、
と置いて下さった
この絵本を子どもたちは、
何度も手にとって、
読んでいました。
図書室に置かれたものは、
奪い合うかのように(笑)
順番待ちで、
借りて帰っています。

借りた子どものお母さんからは、
「ちょっと切なかった」
との感想をいただきました。

ある日・・・
「せんせーい
見てーーー
エトワルのお城!!」

戸外で遊んでいて、
たまたま見つけた木切れ

見てみると・・・
先日読んでもらった、
絵本の建物にそっくり。
「ほ・・・ほんとだ」
こちらの方が、
感心させられてしまいした。


子どもは、先生から投げかけられたことを・・・
友だち同士で話したことを・・・

こちらの思っている以上に深く深く感じていると思います。

その時その時 感じたことを、何かのきっかけで、ふっと蘇らせたり、
またあるところで、違う何かと結びつけたり・・・
そうやって、経験したことや感じたことなどを
紡いでいっているのでしょうね。