2018.11.01

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作品展、涙の解体

2018年 10月
作品展示が盛会に終わり、
その後、皆に喜んでもらえた妖怪迷路スタンプラリー


きく組の保育室が展示室に
なっていたため
そろそろ通常のクラスに戻すことを
子どもたちに切り出さなくては
ならないのですが、
子どもたちが
一生懸命に作った作品、
愛着がいっぱいの妖怪たち

「きく組のお部屋の
妖怪横丁どうする?」
(え?なにが??)
やはり…子どもたちの中に
解体という文字はない…
しかし、きく組が過ごしているのは仮の保育室。
不便もあることなどを
話したり考えたりしていく中で
「じゃあ、片付ける??」と
言い出しました。

「壊す」でなく「片付ける」…(涙)
「57人の力で作ったけー、57人の力でやる?」とも。

そうと決まれば、年長展示室に集合!したものの

やはり、愛着を込めたものとの
お別れはさみしい…

子どもたちは、
展示室全体をもう一度眺めたり、
妖怪たちにお別れの言葉を掛けたり
別れを惜しんでいました。


自分たちの作った迷路や妖怪たち


とても遠慮がちに
片付け始めていた子どもたちでした。

その姿、表情があまりにも愛おしく…

運動会のポンポンで使った
平原綾香さんの『スマイル スマイル』の曲を
BGMに片付けを進めていきました。

子どもたちはそれを口づさみながら、

心を込めて作った一つ一つのものに

サヨウナラをしていきました。

57人の力は何という大きさでしょう。
作っていく時には、とても長い時間をかけたものが
1時間もかからないうちに片付いていきました。

元通りになっていく保育室に身を置く子どもたちの表情は、
いつの間にか寂しさから晴れやかなものに
変わっていました。

一つの大きなことが終わり、またここから
新たなものが生まれていくのでしょう。

年長さんだからこその終わりそして始まり…