2021.06.18

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2021ビオトープ観察会(年長・年中)

2021年 6月

いよいよ、ビオトープの観察会の始まりです。

待ってました!!とばかりに身を乗り出す
年中・年長児、大集合です。
?

梶岡先生!(生き物植物担当)
高村先生(危険な生き物担当)

清田先生(メダカ・昆虫担当)
葉名先生(ミミズ担当)

人にとって、危険なムカデ!
危険だけれど、自分の身を守るためには、
いろいろ生態を知っておくことが必要!!

ミミズ、雌雄同体って知っていましたか?

職員は、毎年聞いている話ですが、
毎年忘れてて(>_<)子どもとともに
え~~~?っと ビックリしています…

日本で一番大きいといわれる
シーボルトミミズ
?

ミミズは、嫌な汁を出して、攻撃してくるんだよ…
背中の穴からは、毒も出すんだよ…


             
へぇ…そうなんだぁ…

ミミズにはね、目はないんだよ、
体で、「暑いな~」「寒いな~」って感じるんだよ!

聴く話は、どれもこれも、興味をそそられます。

初めはおそるおそる…でも意外に大胆(笑)

続いて、清田先生の登場です!

生き物全般に、とっても詳しい先生ですよ

メダカの話です!

メダカの目は、高いところについているから、
「メダカ」って言います。
先生の身体が、メダカだったとしたら…

メダカの目ってこんなに大きいんだよ(先生、実演)
そして、池を覗くみんなの顔が
池の中からよ~く、見えているんだよ!

身近に手にとってよく見れるように、
ペットボトルに入ったメダカの観察です。

その他にも、赤腹イモリ、トノサマガエル、ヤゴなど、
子どもの興味関心が引き立てられる生き物の、
説明を受けたり、実際に触れたりしました。

「これは何だか分かるかい??」

「イトトンボ~~~!」  正解!

生き物の放流です。
年中さんは、ヌマエビの放流です。

放流の前に、一人一匹ずつ入ったエビを
よくよく観察しました。



幼稚園のビオトープに仲間入りした、
生き物が、泳いでいく様を、
目でしっかり追っている年中さんでした。

年長児は、メダカの放流です。

年長児は、5月にフジバカマを植えた時にも、
メダカの放流をしていたので、
メダカの仲間が一層増えたことを
とても喜んでいました。

年長児も、元気に泳ぎ出す
メダカを見届けて、安心顔(*^_^*)

最後は、年長児だけのクエスチョンタイム!
日頃の素朴な疑問を、先生に投げかけました。

その一つ一つに丁寧に答えてくださる
先生方でした。

興味関心、そして大きな好奇心の湧き上がる中、
たくさんの学びを得た観察会。

先生方のおかげで今年第一回目を
充実感いっぱいに終えられました。
ありがとうございます。

<オマケ>

年長児から先生方へのクエスチョン!
とても興味深い内容だったので、お知らせします。

①蝶は、どうして卵をたくさん産むのですか?
 ⇒卵はたくさん産まれるけど、
  全部が全部は、残っていけないんだよ。
  1000個生まれても、1~2個しか、
  生き残れない時もあるくらい過酷なんだ。
  だから、卵はたくさん産んで、
  子孫を残すためということだよ。

②ヤゴのおしりはどうして尖っているんですか?
 ⇒おしりの尖ったところから、噴射して前へ進んでいくんだよ。
  水道ホースをつけて、遠くまで飛んでいくのと同じ原理だよ。

③蝶はどうして飛ぶんですか?
 ⇒食べられるのを防ぐためだよ。
  トンボはスイ~ッと飛んでいくだろう、
  蝶は大きな羽でひらひら飛んでいくだろう。
  敵から見て、その予測不可能な飛び方で、
  自分を守っているんだよ。

④赤腹イモリのおなかは、どうして赤いんですか?
 ⇒赤腹イモリは、普段は山を歩いているんだよ。
  上から、鳥などに狙われた時に、
  ひっくり返って、毒色のおなかを見せると、
  鳥はビックリして、逃げていく、
  やはり、自分の身を守るためなんだよ。

・・・という子どもと先生との質疑応答でした。

こちらは、子どもが何を質問するのだろう…?
ワクワク、ヒヤヒヤしながら、
その様子を見ていました。
しかし、先生方は、何ら動じることなく、
子どもの素朴な質問から、子どもの興味へと、
とても上手に話を導いてくださり、
こちらの方が、感心させられました。

子どもたちは、自分の疑問に丁寧に
言葉を添えられることで大満足を得ているようでした。

まさに『科学する心の芽生え』ともいえる、
子どもたちの姿でした。