2026.07.15

全体

「バッタ 見つけた~!!」

2026年 7月

「バッタ 見つけた~!!」
意気揚々と駆けてきた年中さん。
しかし、その手にバッタはおらず……。
聞き間違えたのかな?と思い、
「見つけたいの?」と尋ね返しました。
すると、やっぱり「見つけた!」と。

「あぁ、見つけたけど、逃がしてあげたの?」
 「いいや!カナヘビの餌!!!」 
「……!」

  
聞くところによると、
見つけたのは5センチくらいの
大きなバッタだったようで、
すでに飼育ケースの中に入れた後でした。
「このサイズ、(カナヘビも)食べられるかね?」と
いう子ども同士の会話も聞こえてきました。

実は今のカナヘビの前に、
初代カナヘビの「かんちゃん」が
突然死んでしまうという
悲しい経験をした年中さん。
だからこそ、2代目カナヘビの
「おうちゃん」を絶対に生かすために、
毎日一生懸命な子どもたちです。

年中担任に聞いたところ、
初めはクモやガガンボなど、
よく分からないような虫を
見つけては餌にしていたようです。

「ダンゴムシも食べるかな?」と
入れてみると、
「食べないよ、ダンゴムシは
昆虫じゃなくて甲殻類だから」と
話す子もいたとか。

これまでバッタやカマキリなどは、
年中さんにとって飼育の対象として
観察を楽しんでいたため、
餌にすることはありませんでした。

しかし、バッタを大量に捕まえたある日、
「こんなにいるんだから……」と、
試すかのように 1匹入れてみることになりました。
子どもたちは、
息をのんで見つめていました。
すると、カナヘビはそのバッタを瞬時にペロリ!

それ以来、餌を食べる姿を
もっと見たい子どもたちは、
「もう1匹!もう1匹!」と
バッタを入れ始めたそうです。
なんと、カマキリを食べる様子も観察できた
とのこと。

その後、
「もっと食べさせてあげたい!」と、
子どもたちの餌探しはさらに熱を帯び、
家からクモを持参する子まで。

「絶対に生かすため」
という一心で餌を探している子どもたちですが、
その懸命な行為の中で、
子どもたちは自分たちの知らなかった
生き物の生態や命の循環を、
たくさん学んでいます。

カマキリをも食べる
【カナヘビ】のたくましさに驚きながら、
子どもたちは探究を深め、
命の尊さに触れる経験を重ねています。