2018.06.12

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ビオトープ生き物観察会

2018年 6月
ビオトープのそばの菖蒲が
ちょうどきれいに咲いた今日この頃


ビオトープ施工・管理して下さっている
カジオカL.A.さんの計らいで、また今年も、
生き物観察会を実施することができました。

登園後子どもたちは、リュックを置くのも忘れ、
ビオトープ周りに集まってきます。(苦笑)


たくさんのいろいろな生き物に触れられるように
準備してくださった梶岡さん

昨年の観察会を経験している年長児は、
「赤腹イモリ連れて来てくれるかな?」と楽しみにしたり、

観察会、初体験の年中児は、
生き物観察会と聞いて、(イカもいるのかな?!…)と
目を輝かせていたり。(笑)

今年は、大きなトノサマガエルや、石亀、
カブトムシまでやって来てくれましたよ!

ようやく、観察会が始まりました。
観察会への参加は、年中児・年長児です。

まずは、石井先生がメダカの話を
してくださいました。

お話を聴く子どもたちの
目の輝きは言葉にならないほどの
美しさを持っていました。

興味が持てるって
素晴らしいことですよね。

お話を聴きながら、
実物が目の前で見ることができるように

容器に入れた一匹ずつのメダカを
一人一人に持たせてくださいました。


石井先生は、
カブトムシのことにも

お詳しく、持ち方や捕まえ方なども
教えてくださいました。

続いて、去年もお見え頂いた
ミミズに詳しい
葉名(はな)先生。

「これは、シーボルトミミズって言うんだけど
東京や、東北といった日本の真ん中から、
東にはいないんだよ」とおっしゃられると、
すかさず、子どもの質問です。
「広島は?」「広島にはおるよ!」
「戸坂は?」「(笑)戸坂にもおるよ!(笑)」

なんとも、地元な会話ですが(笑)
こうやって、疑問が浮かぶっていうことも
素晴らしいと思いませんか??

メダカの放流です。
メダカの眼は、上についているので、

どの人が池に入れてくれたのかよく見ていて、
よく覚えているんだよ、とおっしゃられ、

子どもたちは、「元気に泳いでね~」
「忘れないでね~」と優しい言葉で放流。

元気に泳ぎ出していくメダカを見て歓喜しました。

「池で仲良く暮らすんだよ~」

「エサたくさん食べて大きくなるんだよ~」

「また見に来るからね~」

(池に落っこちないで!)と思うくらい
身をかがめて、小さな小さなメダカを
放流する子どもたち。

その子どもたちには、
慈しみの気持ちも芽生えているような
優しい優しい光景でした。

その後は、年長児にさらに
生き物ふれあいの時間を
設けてくださいました。

トノサマガエルも逃がし、

ちゃぷん~~、嬉しそうに泳ぎ出しました。

ドキドキするけど、さわってみたい

さわってみたら、大丈夫だった…

面白さも嬉しさも倍増した!

興味が湧いて、勇気も湧いて
一歩踏み出す子どもたち!

特に年長組は、
出来ることも増え、
精神的にもずいぶん大きな
成長を遂げてきています。

好きなものや好きなことに
出会えると私たちもうれしい。
だからこそ、いろいろなことへの興味関心・好奇心が広がるように
支えていきたいです。

カジオカL.A.さんをはじめ、石井先生・葉名先生、
子どもたちのために温かい豊かな時間を
提供してくださいまして、
本当に感謝しております。
先日頂いた、『環境教育賞』に恥じないような教育を
私たちも目指していこうと思います。
ありがとうございました。