2015.01.26

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上田宗箇流 お茶会へ招かれました

2015年  1月

今日は、『上田宗箇流お茶会』へ招かれた年長組

挨拶や、お辞儀の仕方・立ち振る舞いなどは、
担任が、事前にご指導いただいていた通りを、子どもたちにはあらかじめ伝え、
ドキドキ感たっぷりで、お茶室へ・・・

まず、お茶室に入る前に、呼吸を整え、心を穏やかにするために、
別室にて、掛け軸や飾り物を見、待つこと数分・・・

やがて、重々しく銅鑼が5回鳴ると、その合図をもって、
担任が戸を開け、担任の「どうぞお入りください」の言葉で、
子どもたちが立ち上がり、静々と入室していく手筈・・・

ところが、あまりの緊張ぶりの子どもたちは、担任の「どうぞお入りください」の言葉に、
「どうぞお入りください」・・・と、きれいに言葉を復唱し、お辞儀までする始末・・・
(あれ?こら、こら、誰にお入りくださいって言ってんの?
あなたたちが、お茶室に入るんじゃないの・・・)と、
内心、冷や汗タラタラかきながら、どうにか無事に着座しました。(ホッ)

さぁ、はじまり・・・
お茶の先生が、
「ようこそおいで下さいました」と
言葉をかけて下さり、
本来、「お招きいただき
ありがとうございました」と
言うはずのところ、
緊張最沸点の子どもは、
一瞬言葉に詰まり・・・
「・・・・・ありがたき幸せ・・・・・」と
返事

ここで、再び担任は、背中にじわーっと冷や汗に加え、あぶら汗まで
にじみ出るほど・・・でしたが、
どうにか乗り切る子どもたち!

ようやく、おいしい和菓子にたどりつき(苦笑)、
深みのあるお抹茶をいただきました


足がしびれたり、お茶がこぼれたり、
和菓子が手にくっついたり、と
子どもたちは、困ったり、
焦ったりする姿もありながら、
自分自身で、
どうにかしようとする姿が垣間見え、
ついつい、笑みが浮かぶやら、
成長を感じるやら。

この日は、
今までにほとんど経験した

ことのないような最大級の緊張感を
体験した子どもたち。
園生活の中には、
楽しい・嬉しいばかりではない
感情体験の場が、様々にあります。
それを、園で共に過ごす友だちと
共有できたこと、
そして、卒園を控える子どもたちと、
担任も共に味わえたこと・・・
何だか、いつにも増して、
子どもたちを

いとおしく感じました。

お茶会として、日本の文化に触れるそのこと自体にも大きな意味はありますが、
子どもたちの学びは、それだけにとどまらない
大きな学びが得られた時間となったように感じました。