2021.05.21

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年長

アサギマダラを呼び込もう!(ビオトープ)(年長)

2021年 5月

幼稚園には、
自然の生態系を身近に感じられるように

ビオトープがあります。

ビオトープ施行者のカジオカL.A.さんの計らいで、
毎年、子どもたちにビオトープ観察会を
催して下さっていますが、今年はその会に先駆けて、
『アサギマダラ』という蝶が寄ってくるための
『フジバカマ』を植える提案をしてくださいました。

その話を年長児にすると、
今咲いているのが ↓『フジバカマ』じゃない?と。

図鑑でしか見たことのない『フジバカマ』
でも、花が違うみたいよ…
この花はスズランじゃない?

子どもたちはそれぞれの思いや感じたことを、
子ども同士で、話すことも増えてきました。
さすが年長児です。

当日になりました。
お見えになったのは、梶岡先生と
植物に詳しい中川先生!

早速、先日の疑問を投げかけた子ども。

先生方は、その一枝を切りとって、
「今、ビオトープにあるのは
『サラサウツギ』という木なんだよ」
と話してくださいました。

子どもたち、納得…!!

そして、『フジバカマ』は、
『木』ではなくて、
『草花』ということも、
教えてくださいました。

藤色の花で、袴をはいているような形だよ…

その『フジバカマ』にやってくるのは、
何の蝶でしょうか??

そう、『アサギマダラ』
何千キロも飛んで 旅する蝶!!

それとは別に、とても珍しい
「ハンカチの花」とも呼ばれている
『ホワイトコンロンカ』の苗も
持ってきて下さっていました。

では、苗を植える前に…
梶岡先生が、飼育されているメダカを
ビオトープに放流させていただきました。

??

(幼稚園のこと好きになってね…)

メダカは、目が高いところについているから、
きっと、放流している人のことが見えているよ!

年長児は、友だちとともに泳ぎ始めたメダカを
とても愛おしそうに見つめていました。

きっと、年長さんの顔を覚えてくれているに
違いない!!

そして、最後に『アサギマダラ』を呼び込むための
『フジバカマ』を植えます!!

梶岡先生、
植え方の見本を見せてくださいました。

ポットをひっくり返して、
苗を取り出すのですが、

「うまくできるかな?」と呟く子もいました。

苗を壊さないように…
葉っぱを痛めないように…
茎が折れないように…

一生懸命に、とても大切に扱いながら
グループの友だちと力を合わせて、

活動した年長児でした。



(アサギマダラがやってきますように…)と、
心で願いながら植えないと、
やって来ないかもしれないぞ…

梶岡先生、
大切な心にも気付かせてくださいます。

そんな活動を進めていると、
何事か???と、現れたのが、
このビオトープ在住のトノサマガエル…

一気にカエル騒動へと、
活動が変わっていくのか??

と思いきや(笑)

ひとしきり、カエルとお話した年長児

カエルにとって、このビオトープの中が
一番『心地よい場』ということが
分かってきた年長児

カエルにサヨウナラをして…

梶岡先生、中川先生にも、
心を込めて、お礼を言って、
さようならをした年長児でした。

(子どもが植えたフジバカマ)

(秋には袴のような形で花が咲いてくれるかな?)

(飛んできてくれるかな?アサギマダラ)

(ホワイトコンロンカ…
白い葉に黄色の花が出てくるよ)

(先生に教えてもらったサラサウツギ)

(ミカンの木に住んでいるアゲハの幼虫)

??
生物が自然な状態で生息している空間で、
今度はどんなドラマに出会えるのかな??

<オマケ>

次の日、子どもが、
「先生、フジバカマって、もんなん?」
「お母さんがそう言ってたよ」

「もん…??」「え?紋??」

早速調べる担任……紋でした…
勉強になります((+_+))