2021.08.06

全体

夏休み(職員の園内研修)

2021年 8月

職員たちは、園内で研修会も行いました。
この日の講師は、
鳴門教育大学大学院の湯地宏樹先生です。

去年に続いて今年も、
オンラインでのWEB研修会でした。

湯地先生は、以前
当大学短期大学部の幼児教育科で

多くの学生さんの、
ご指導に当たっておられました。

もちろん、当幼稚園にも、
何度も足を運んでくださって

職員たちも、
多くのことを学ばせていただきました。

当園のことをよくご存じの先生ですから、
幼稚園の教育目標、方針とも絡めながら、

『指導計画と保育の展開』ということをテーマに
お話し下さいました。
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お話の中に、
倉橋惣三先生のお言葉も引用されました。


うしろ向き


わたしが子どもをじっと見るのは、そのうしろ向きだ。
まえ向きに相対しては、笑み交わすか、話しあうか、
手をとりあうか、戯れに争う形をとるか、
なににして、相互いの交渉であって、
じっと見る暇も隙も隔てもない。
ただ、うしろ向きだけは、心をこめて眺めることが出来る。
(中略)

前に回っても見たいが、目を合わせては、
その無心を紊(みだ)すおそれもある。
せめて横顔をとも思うが、いえいえ、そっと、しかし、
じっとうしろから眺めさせて貰おう。
そこでは、子どもの心の動きに、ただ同じ方向にのみ
追随していることも出来るのであるし。

(倉橋惣三 「幼児の教育」第38館 第12号)

二学期からの日々、今まで以上に、
より深く考えた保育をしていけるように
努力していこうと思います。

湯地先生、ありがとうございました。