2022.05.10

年少

とかげさん こんにちは(年少)

2022年 5月

戸外遊びの最中、
石垣の一点を見ている子どもの姿があったので、
近づいてみると…

なんとまぁ、大人では、同化して
まったく気付かなかったトカゲが……

にわかに、子どもたちの興奮度が増してきました(笑)

しかも、トカゲの方も、何を勘違いしたのか?(笑)
子どものいる方にどんどん
近づいてくるではありませんか…

どうしたものか…と考えましたが、
捕まえてみました。

子どもがどのような反応をするのか?
ということも、
興味もありましたし(笑)

ぎゃーーー、と言って逃げていくのか?という
私の予想を大きく裏切り(笑)、あちらこちらから
「触りたい」「触りたい」…の声が……。

(君たち…確か…年少さん、だよね?!)(笑)

怖いもの知らず…というか、
生き物への興味の大きさに、
こちらの方が戸惑ってしまいました。

うわさを聞き付けたのか?
次から次へ、ひっきりなしに、
子どもたちがやってきては……

どんどん伸びる手…たのもしい……

しかも、トカゲを見る子どもたちの目線が
なんとも生き生きしい。

そのうち、餌を食べさせよう…と考えたのか?
誰からともなく、葉っぱをとってきて、

トカゲの口元に、葉っぱを差し出していました。

「細くて硬いのは、のどに刺さったらいけんよね…」
という言葉も聞かれました。
その言葉を聞いてか、聞かずか?
柔らかそうな葉っぱを持ってくる子も…

その様子も、しっかり観察している年少さんでした。

最後は、元居た場所に帰してあげました。
トカゲのとかちゃん、また遊ぼうね~

「うん、また遊ぼうね」とでも言っているように、
ゆるやかに消えていきました。

幼稚園では、思いも寄らないようなことが
ありますね。

その日、その時の瞬間は、戻ってきません。
その『今』を、大切に保育していく大切さを
とかちゃんが、教えてくれました。

※ その後、手はしっかり洗って、消毒もしました
※ 熱中症予防として、
マスクを外していることもあります